遊び人の雑学

生活にほぼ役に立たない遊び人の雑学

書くことが無いので救済措置に頼る。

まぁ一日中、ぼーっとして過ごしていた。

いわゆる生産性のない一日をすごしたので書くことが無い

なので、運営様の救済措置を頼ります。

 

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由

 

さてさて、そんなところで私がハマっている物

それは紛れもなくエンジンです。

まぁエンジンというくくりの中でも自動車用内燃機関の事ですが

これにハマる理由を10個くらい挙げてみようかと思います。

 

1.同じ型でも同じじゃない

この同じ型、というのは例で言うと

ホンダのB18AとB18Bの違いみたいなものではなく

空冷単気筒4ストSOHC50ccのエンジンである

スーパーカブのエンジンとスズキのバーディーのエンジンとの違いです。

どちらも同じ冷却方法、同じ形、同じ動弁機構、同じ排気量

でありながら、スーパーカブのエンジンの方が信頼性が高く

頑丈であることで知られています。

実際に、形はほぼ変わっていないのに、バーディは2008年ごろに販売が終了しました。

まぁ排ガス規制の絡みもありますが、これは実に面白いと思います。

 

2.制御によって変わる

これは、主に排ガスのお話です。

エンジンの排気ガスと言う物は、基本的に有害な物質です。

しかし、それは制御によって変わる。

例えばで言うと、スーパーカブのエンジン

あのエンジンは、1964年以降からSOHC変更され始めてから

ほぼ半世紀以上同じような形で排ガスに対応しています。

排ガスに対応させることは容易ではないですが

それが面白いと思うんですよね。

 

3.調整でいろいろ変わる

これは2の内容とも被るのですが

キャブレターのエンジンでも、現代の排ガス規制に合わせる。

という事は実際にできるんですよね。

ただ、量産という事を考えると、キャブレターは調整の幅が広く

安定して生産できないというのが問題なだけで

できないわけではないんですよね。

そして調整と言う物を施せば、エンジンと言う物は際限なく可能性を見せてくれます。

過去にある動画で見たのですが

スズキの軽自動車のエンジンを、11000回転まで回すという行為をしている

強者が居ました。

実用の範囲はフル無視で制作したようですが、バイクのエンジン以上のレスポンス

エンジンの制御を変えればこういう事もできる。

その挑戦に私は大きな感銘を受けました。

 

4.使う物でも変わる

使う物と言えば、ステンレスやアルミ合金、鋳鉄などがありますが

使う物の材質を変える。これがものすごく変わるんですよね。

例えばですが、S2000のF20C型のチタン合金コンロッド

F20型だけならば、一応はS2000以外にもアコードやトルネオなどに使われているエンジンなのですが

当時のホンダは、S2000を究極のドライバビリティを持ったコーナリングマシン

という形で世に送り出しました。(当時の世間的には結構ボロカスに言われましたが)

そのためのコンロッドなのですが、自然吸気のエンジンで

Lあたり100馬力という性能を実現するために高回転命で作る。

その時に必要になったのがこのチタンコンロッドなんですよね。

材質を変えることで強度を上げたり、生産性を向上させたり

それがまぁ面白いなと思います。

 

5.同じ排気量でも違う

同じ排気量と言うと、3Ⅼのエンジンで言うと

日産のVQ30、トヨタの2JZで比べると

まず、点火順序も違う、クランクシャフトの構造も違う、そして音も違う

これがまぁおもしろい

形が全く違うので、トルクの出方、出力特性、許容回転数

全てが変わってきますが

この違いが面白いと思っています。

 

6.音の良さ

音と言う物の違いはすごいと思います。

例えばで言うと、ランボルギーニのウラカンアウディのR8

あの2台は共有する部品が多くあります。

なのに、音が全然違う。

低音が強調されているR8と中・高音が強調されているウラカン

その違いは面白いと思いますし

V12エンジンと直列6気筒のエンジンは良い音がしているように思います。

フェラーリのV12エンジンは良い音がすることで有名ですが

同じ形のV12エンジンを載せているジャガーが良い音がする。

とは聞きません。

ただ、それはそれで面白いと思います。

 

7.付けるものですべてが変わる

例えばですが、自然吸気エンジンにターボチャージャーを取り付けるとどうでしょうか

エンジンの排気ガスの圧力を利用して、機械的に圧縮空気を吸気に送り込むので

パワーが出ます。

これがスーパーチャージャーに変わるとどうなるか

吸気側に圧縮空気を送り込むのは変わりありませんが

クランクシャフトの軸からベルトで駆動させているので

低回転からでも圧縮した空気を送り込むことができます。

そして、キャブレター車では

ノーマルのエアクリーナーボックスからラッパのようなエアファンネルと言いう物に交換すると、この面白さが出ます。

エアファンネルもバリエーションがたくさんあり

これを変える事でもいろいろ変わるので、それもまた楽しめます。

この楽しみがまた良いんですよね。

(カブでしかやったことが無いのでもっと幅を広げたい)

 

8.エンジンに見る美しさ

エンジンの美しさと言う物は、まぁ人それぞれですが

私の中ではCB450のエンジンは空冷2気筒の中でも最もいいと思います。

まぁフェラーリのエンジンや、F1第一世代のホンダF1とかのエンジンはものすごくきれいだと思います。

空冷エンジンのフィンの美しさは良いものだと思います。

そして、排気管の取り回しなど

エンジンを構成する部品と言う物はそれ単体でも機能美というようなものを持っているように思います。

メッキで美しさを強調するのもありですが、シリンダーヘッドに化粧塗装を施した

The・旧車チューンドというような化粧による美しさも良いなぁと思います。

まぁ良い感じの例えが法隆寺日光東照宮ですが

昔読んだ宮大工の本に、

堅牢で詫び錆びの法隆寺、煌びやかで雪駄をはいた花魁のような東照宮

というような例えがありました。

その堅牢な美しさと作られた美しさ

どちらが良いのかは明言できませんが人それぞれの考えがあって面白いと思います。

 

9.物理学の境地

エンジンと言う物は4大力学の集合体と言われています。

まぁ詳しいことというか、私自身は物理学に精通しているというわけではないのですが

 

私が個人的に好きな物であるロータリーエンジンでは

ルーローの三角形というローターを、ペリトロコイド曲線という物で出来上がった図形の中で回すという。

その中において、吸気、圧縮、燃焼、排気を完結させるという

図面の中ではできる。という事が分かってもそれをものとして3次元の実体として

作り上げるというのは面白いと思います。

私も、これしてみたら面白いんじゃない?と思うようなことはいくつかあるのですが

加工屋さんにつてがあるわけではないのでできないという事がほとんどです。

それを実際にできるというのは個人的にはうらやましい限りですが

それをするためには個人の努力が足りていないというだけだと思うので

私の努力不足と言ったところだと思います。

まぁお金が無いというのもありますけどね。

 

10.考える

エンジンと言う物を考える。

この行為は私がずっとやっていることです。

開いた時間に本を読んでみて…何か面白いことは無いかと探し

エンジンについて延々と考える。

これがなかなか面白いんですよね。

ただ、しっかりとした点火順序やエンジンの中で動いている気筒の管理

それが頭の中でしっかりと管理できていないので

それに関して勉強していこうと思う限りです。

まだ道の途中

どこぞの元環境大臣の無能なのか有能なのかわからない二世の国会議員

が18年後にはガソリン車を無くすとかほざいていましたが

知ったことかという感じでエンジンに関する考察や考えをバリバリ進めて

気筒内への水噴射による高圧縮、良燃焼の実現

エタノールなどのアルコール、合成燃料の実現・普及

を進め、エンジンを使い続けるというそういうことをしたほうが良いと個人的には思います。

まぁどうなるのかはわからない世の中ですが

人の構想、考えは延々と続くものです。

まぁわかりませんが考えることは面白いことです。

 

これらが私がエンジン(自動車用内燃機)にハマる理由でした。

それでは