2ストロークの並列3気筒は直6と同じなのか…?
今回は2ストロークエンジンの3気筒と直6エンジンを比べるという
そういう事で書いてみるのですが
2ストロークの並列・直列3気筒を作っていたメーカーという物は
車用ではスズキ、バイク用ではスズキ、カワサキと
生産していた時期が限られ、メーカーが限定されてしまうのと
現在では数が無い為に実物を触ることができないというのがあるので
難しいと言えるので、間違っているかもしれません。
まぁ前置きから本題
2ストロークエンジンの3気筒も、直6エンジンも
クランクシャフトによる燃焼間隔の違いはあれども
クランク角度単位で燃焼が発生する角度を見てみると
6気筒の4ストロークエンジンは720÷6=120度
3気筒の2ストロークエンジンは180÷3=60度
ごとに燃焼が発生します。
直6とクランク角による燃焼の発生するクランク角度が違うと思われますが
直6を2つ組み合わせたV12エンジンの燃焼は
720÷12=60度なので燃焼の発生角度に関してはV12の方に近いのかもしれません。
ただ、2ストローク3気筒エンジンと4ストローク6気筒エンジンは
クランクシャフトが720度回った時の燃焼回数は6回です。
2ストローク3気筒の点火順序は720度では1-3-2-1-3-2
4ストローク6気筒の点火順序は720度では1-5-3-6-2-4
の点火順序です。
燃焼回数よりも燃焼間隔が振動の原因ですが
2ストロークエンジン本体の現物が見れずわからないのですが
(点火順序はクランクシャフトの写真を見て予想したものです。)
過去にカワサキやスズキが出した3気筒のバイク
カワサキのマッハシリーズやスズキのGTシリーズ(380、550、750)
などは、優れた加速性能やスムーズな吹け上がりなどが
4ストロークエンジンの直6と同じである。といわれていたので
燃焼間隔も直6とほぼ同じだと思います。
まぁ実物のエンジンを回してみれば一番良いのですが
数が少ないのとエンジン単体でも買おうと思っても買える状況ではないので
いつかやることのリストの一つに入れることにしておこうと思います。
余談ですが、近年のエンジン事情では
水素や合成燃料を使うという方向になるらしいですが
質量比で見るとエネルギーはガソリンより多いものの
体積比で見ると、ガソリンよりエネルギーが少ないため
少しづつ光が当たっているらしいです。
近い将来には、2ストローク3気筒+マイルドハイブリッドの
小さい趣味車が流行るかもしれません。
それでは