遊び人の雑学

生活にほぼ役に立たない遊び人の雑学

かち割コンロッドのようにカムホルダーは作れるのだろうか?

かち割コンロッド

コンロッドの大端縁をそのままに作って

衝撃を与えてかち割って、そのまま締結用の断面に使うという。

そういうコンロッドですね。

 

利点としては

・真円の安定性が高い

・断面がギザギザなので接地面が大きい

 

そんな感じでこのコンロッドみたいな感じで

カムホルダーも作れないかなぁとか考えています。

まぁレブル君のDOHC Four valve(フォアバルブヘッド)を作りたい

そう考えた時にカムホルダーを

かち割りコンロッドみたいに作れば良いんじゃないかと思うんですよね。

カムシャフト用の穴をあけてから

ボルトをはめ込んで、万力なんかで固定して

ゴム板を付けたハンマーで重いっきり叩いて

かち割って作ればいけるんじゃないかと思います。

 

ただ、素材的な事を言うと

金属としての粘りがあると、歪んでしまうので

硬いものにしないとダメというのがあります。

アルミ鋳造って割れやすいイメージがありますが

アルミは加工性がものすごく悪いので、できるのかという疑問がありますが

鋳造であれば粘りは無いので

ある程度型が似ているでっかいアルミのインゴットを作ってから

それを削ったり割ったりと言ったことをして製作することになるかと思います。

 

加工手順としては

シリンダーヘッドとしてある程度の形をもったインゴットを作る。

カムホルダー部の穴あけをする。

(カムホルダー、カム固定用ネジ部)

カムホルダーをかち割る。

上手く行けばここから頑張って各穴の計測をして、油路の確保、確認

からの組付けをしなくてはいけません

一応、フィンガーフォロワーロッカーアームを使ってバルブの駆動をさせるつもりなのですが

設計しなくてはいけないものがたくさんありますね。

・シリンダーヘッド

・フィンガーフォロワーロッカーアーム

・カムシャフト(IN/EX 2種類)

・カムチェーン(流用が効くのであれば喜ぶ)

・オイルパイプ(油路確保)

・バルブ(IN/EX 2種類)

・バルブスプリング(IN/EX 2種類)

 

面倒くさいどころの問題ではありませんね。

一般人にできる事じゃないです。

そして、エンジンに使う物という事なので精度が必要です。

シリンダーヘッドの中のカムシャフト自体は5500回転で回っていますが

精度をしっかり出さないと

振動や破損、出力の損失などが起こるので0.01㎜単位の精度にできたら…

とか思いますが、そんな器具を買おうものなら

相当なお値段になるかと思います。

まぁその内できればという考えですので

今度、簡易図面を書いてみようかと思います。

それでは