遊び人の雑学

生活にほぼ役に立たない遊び人の雑学

進角調整でどこまでいけるのだろうか?(点火編)

エンジンの点火の進角でどこまでいけるのか

気になったんですよね。

そもそも進角とは?

と言うと、エンジンの事を知っている人ならだいたい知っていると思いますが

エンジンの中では圧縮された混合器に点火を行う事で燃焼を起こし

その燃焼の圧力でパワーを発生させています。

本来は、4ストロークエンジンではクランクシャフトが2回転する

その間の一回だけ点火を行っています。

 

まぁ4ストロークエンジンのクランクシャフトの動きのおさらいから

 

0度から吸気を行い、クランクシャフトが180度動いたら圧縮が始まる

もう180度動いて360度目で圧縮上死点を迎えて点火される。

そこから燃焼ガスが膨張を始めさらに180度動いて540度目に下死点まで下がって

そこから排気を行い、720度目に4ストロークエンジンの全工程を終了する。

 

今回の題材である点火は、簡単に理解してもらうために

360度目で行われています。

と書いていますが。

実は点火はクランクシャフト360度付近で点火が行われます。

昔は、ポイント式点火の時代とかディストリビュータとかで

装置の分解したり取付位置を調整することで進角を行っていたようですが

現在はデジタルの時代

ECUと言うコンピュータで各部のセンサーから送られたたくさんの情報から

最適な点火時期を計算して出すという。

 

現在の車は本当に電子制御の塊なんですよね。

そんなことはどうでも良いとして

まぁ昔の車は現在の可変バルブタイミングがついてないんです。

可変バルブタイミングについて簡単に話すと

カムシャフトの動きを油圧などで制御することで

吸気と排気をコントロールして

低回転と高回転でのエンジンの出力特性を使用状況に合わせる。

という事を可能にしています。

 

さて、可変バルブタイミングについては以上にして

点火でどのくらいパワーが絞り出せるのか

旧車ならそもそもバルブタイミングが無いものが多く、壊れにくいので

現在のエンジンよりもチューニングをしていく分には良い素材なのです。

今の車は、その機能ありきで作られているため

チューニングの原石としてはつかえません。

完成された宝石みたいな感じで市場に出てきているんです。

壊れない為の最低ラインが割と低めに設定されています。

ついでに、チューニングで性能を高めるというよりデチューンになりやすい

 

そこで、旧車のチューンでどのくらい行けるのか

この可変バルブタイミングがない車で

点火の進角調整をコントロールすることでしっかりとした燃焼をして

きれいな排ガスを出すことができれば

実用回転数でもしっかりと出力を出せると思います。

私はきれいな燃焼を行えば、高いパワーを出すことができると思っています。

まぁ妄想と言うか構想なので当てにならないものですが…

 

この構想・妄想は、私が作りたいエンジン構想で採用したいものの一つなんです。

そのうちベースと内容の公表をする気です。

さて、ここで本の紹介

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E9%9B%BB%E8%A3%85%E5%93%81-%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E5%B7%A5%E5%AD%A6%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E9%9B%BB%E8%A3%85%E5%93%81%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A/dp/4381100778

アマゾンで見つけたエンジン電装品の本です。

これを読めば、しっかりとエンジンに使われている電装を知ることができます。

それでは