ランボルギーニのV12じゃない車
ランボルギーニはV12エンジンにこだわってるメーカーなんですよね。
まぁ元々はランボルギーニの創業者のフェルッチオ・ランボルギーニ氏が、個人で車を改造したりしていた経験から
それらを売ることで巨万の富を得たことで、趣味としてエキゾチックカー(当時の高級車の呼び方)の収集を始め
それらに乗って、フェラーリにまで手を出してドライブしていたときに
フェラーリが故障、自社の向上で分解したところ
フェラーリには自社の部品が使われていたと、その部品には自社での販売価格の10倍の値が付いていたことに驚き
結果的に自分のフェラーリをSOHCのエンジンからDOHCに変更し、キャブも変えて最新のフェラーリをカモれる高性能マシンを作り上げたりして
ランボルギーニ氏は「高級車市場は儲かる」
と踏んで、ランボルギーニの車づくりが始まりました。
そして1963年から350GTと言う車を作り上げ
「快適なGTカー(グランドツーリングカー)」と言う形で車を売り出しました。
そして、その後に400GT、ミウラ等からスーパーカーブームの火付け役のカウンタックそれから途中の倒産から現在まで続くアヴェンタドール、シアンに至るまで
ほとんどの車がV12を搭載しています。
私は、ランボルギーニはV12にこだわっているなぁと思っていましたが
少なからずV12以外のエンジンを載せた車もありますし、計画時には直6を乗せようとしていた車もあったんですよね。
まぁアウディ傘下になってからは、R8の兄弟車としてV10エンジンを載せたガヤルドやガヤルドの後継のウラカン、アウディ傘下のSUVのプラットフォームを使って作ったV8エンジンを載せたSUVのウルスなど
V12エンジンから離れた車種もありますが
このブログでは、アウディ傘下に入る前のランボルギーニのV12じゃないエンジンを乗せた車について書いていこうと思います。
さて、アウディ傘下前にランボルギーニが作り出したV12じゃないランボルギーニ
それは、ウラッコ、シルエット、ジャルパです。
では、それぞれの解説を
ウラッコはコンセプトカーとして、V8エンジンを載せたブラ―ボと言うコンセプトカーの市販版です。
V8エンジンを載せている2+2で、しっかり4人乗れる車として作っていましたが
新型のV8エンジンはクランクシャフトやタイミングベルトの問題が多く
信頼性の面においては悪いと言われていました。
しかし、このウラッコのエンジンを二つくっつけて作った、V16エンジンを横置きにしたのチゼータV16と言う車があるので
改良の幅はものすごくあったんだと思います。
さて、次のシルエットは、ウラッコをベースにアメリカ市場への投入を目指した一台で、50扁平のピレリのP7と言うタイヤを採用することで
ブラーボと同じデザインのホイールを使う事ができるようになり、4人乗りはベルト―ネのデザインの変更によって2人乗りに変更になりました。
しかし、生産台数は53台と言う、ものすごい少数でした。
シルエットの次はジャルパです。
シルエットのメカニズムを引き継ぎ、エンジンはストロークアップにより約3.5リッターのV8になりました。
この車の後からは少しの間V8エンジンの車からは離れることになります。
さて、ざっくりとしたランボルギーニのV12以外のエンジンの車について適当に解説しました。
今更ですが、V12エンジンを載せていないランボルギーニの事を、ベビーランボルギーニと言うようです。
とりあえず、覚えておいて損は無いなと思うのは
第一世代のベビーランボルギーニはウラッコ、シルエット、ジャルパという事です。
まぁ第2世代はV10エンジンですので、実質的にはV8エンジンのランボルギーニの系譜は消えたと思います。
(ウルスはV8エンジンですが、アウディ傘下のSUVプラットフォームの系列ですのでほぼブランド名とデザインだけがランボルギーニだと思います。)
さて、今回はざっくりとしたランボルギーニの始まりから第一世代ベビーランボルギーニについてでした。
それでは