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カムギヤトレイン…欲しいなぁ

カムギヤトレインと言うのをご存じでしょうか?

4ストロークエンジンのバルブの開閉を行うのに、歯車を使う機構です。

基本的にはベルト、チェーンなどです。

バイクだとチェーンの場合が普通ですね。

そんなところでカムギヤトレインについてです。

 

採用されているエンジンは、ホンダの一部のバイクに使用されていて有名ですね。

もう一つはトラックのエンジンです。

トラックは距離を走るので、10万キロでベルトの交換が必要なようでは話にならないので、カムギヤトレインが採用されています。

あとは、高回転で回るF1エンジンにも採用されています。

 

さて、採用されているエンジンが分かったところでメリットとデメリット

メリットとしては

正確なバルブの開閉ができる。

チェーンやベルトの交換が必要ない。

テンション調整が必要ない

耐久性が高い

 

デメリットとしては

オイルの交換を定期的にしなくてはいけない。

オーバーホール時のバックラッシュ調整が面倒

ギアが駆動する独特の音がある。

高価

 

こんな感じですね。

ギヤで正確にバルブを開閉させることが目的ですが

交換が必要なベルトやチェーンが無くなるのは良いことですし。

ギヤをいくつかに分けて、ユニットとしてエンジンに取り付けるので個人的には最高のギヤの駆動方式かなと思っています。

ただ、良いこともあれば悪いこともあり

高価で、エンジンをオーバーホールする時にはバックラッシュの調整が必要です。

それに、定期的もしくは走行距離に応じてオイルを交換しないといけないんですよね。

ギヤを強度がある物をほぼワンオフで設計して作らなくてはいけないので面倒です。

 

機構としては、確実なバルブタイミングを作り上げることができるのですが

ギヤを作らないと初期投資はものすごく高価です。

しかし、初期投資が高くても、設計と調整、メンテナンスさえしっかりしていれば

確実なバルブタイミングを維持しながら、100万キロだろうが走ることができるようになるので得られるメリットは多いと思います。

まぁ一般車なら、まずそういったことは必要ないと思いますが、個人的にはこの機構にはロマンがあるので欲しいなと思っています。

ただ、カムギヤトレインの機構に流すオイルや高耐久なギヤの製作、異音への対処など課題が多くあるので個人でやるのには費用と労力がかかりすぎるなぁと思います。

でも、いつかはやってみたいと思っています。

あと、個人的にこの機構を採用すればいいのにと思うエンジンが一つばかりあって

フェラーリバンク角180度のV型12気筒です。

このエンジンはタイミングベルトを採用しているのですが

このエンジンを採用していながらサービスホールがない車もあるため

交換にはエンジン降ろさなくてはいけないため

交換周期が短い(2年一万キロ)らしいので、これは面倒だなと思います。

まぁ手元にあるわけでもないので、聞いた話でしかないのですが

これをカムギヤトレインにしてしまえば良いんじゃないかと思っていたりします。

オイルのメンテナンスさえしていれば、エンジンのオーバーホール以外で開ける必要もないので、楽になるなぁと思っています。

 

さて、今回はカムギヤトレインについてでした。

それでは