ウオタニのキットはバンディッドに使えるのだろうか…
私のバンディッド君
壊れる部品が多いというか、30年選手に鞭打って動かしているので
いつどこが壊れて物言わぬタイヤが2つ付いた鉄塊になるのかわからないのですが
電装系が地味に怪しくなりつつあるんですよね。
壊れそうなところと言うのは点火系
灯火類にかんしては、リレーや球などは手に入れようと思えば
ホームセンターや用品店で簡単に手に入るので
別に問題は無いのですが
エンジンの点火系は、壊れるともう手の施しようがないんですよね。
マグネトーコイルで発電→（レギュレーター）で整流→バッテリに充電
ジェネレーターのローターの無接点センサーからの信号→イグナイタで点火時期調整→バッテリーからの電源→イグニッションコイルで電圧向上→
ハイテンションコードで導通→スパークプラグで火花を打つ。
とイグナイターを用いてのフルトランジスタ制御になっているのですが
この中で壊れそうだなぁというのがイグナイターで
基本的には壊れてしまうともう直せない。
その他の物は容量さえ満たせばどんな部品にしても割と大丈夫なのですが
イグナイターが壊れるともう駄目です。
経験がある人であれば、細目ののこぎりでケースを切り開き
トランジスタを基板から剥がして入れ替えてはんだ付けをやるらしいですが
まぁ私にその度胸や技術は無く、挑戦する気もないのですが
このイグナイターが壊れると、高額です。
部品自体は廃番なので新品は手に入らず、中古物になるのですが
確認できない中古物を、2万や3万円だして博打購入するのは嫌ですし
そもそも、中古品はいつ壊れてもおかしくないので
今のヒヤヒヤ感を残しながら走るのは嫌です。
格安でAHLというおそらく中華メーカーの6000円のイグナイターがありますが
レビューは一切無く
同メーカーのピストンリングを使用したレビューを見たところ
合口はバラバラで、加工しないと使えない
安く済ませたいならいいけど、信頼性のないバッタ物
というような評価だったので
恐らくですが、使い物にならないと思います。
そんなところで
バンディッド君の電装系というかイグナイターを探してみると
ASウオタニという山口県のいろんなバイクの点火系を作っているメーカーに行き会ったたんですよね。
そのメーカーのSP2パワーコイルキットと言う物があって
各それぞれの専用品のバイクの点火系のキットを作っているのですが
バンディッド250の物はありません。
ただ、同じ高回転の4気筒250ccのバイクである
ホンダのCBR250Rとホーネット250の専用キットは販売されており
この2台のうちの一個が使えるかなぁと
ただ、3台のボア×ストロークを比べてみると
CBR250RRのボア×ストローク：48.5×33.8
ホーネットのボア×ストローク：48.5×33.8
バンディッドのボア×ストローク：49×33
バンディッドは少しだけ内径が広く、ストロークが短いので
エンジンの特性自体は似ていても、ものすごく微妙に違うんですよね。
誤差ととらえて、とりあえずつけてみるというのが良いかもしれないですが
専用キットと書かれているので本来の性能は発揮できないでしょう。
しかし、マップセットがいくつかあるようなので
その調整機構をバンディッドに合わせれば使えるかなぁと思います。
ただ、ホーネットにはスロットルポジションセンサーがあるようなのですが
バンディッドにはそんなものがついていないので
CBR250RR用の物になるかなぁと思います。
まぁスズキとホンダのカプラーの差はあるかと思いますが
最終的にはCBR250RRのハーネスを買ってきて
それをバンディッドに移植してごまかすことになるかもしれません。
まぁ過去にというか、youtubeで流用をしていた動画があったはずなので
それを参考に取付をしてみて
実走で点火マップを変えて合わせてみようと思います。
そんなところでキット自体の値段ですが
新品で7万円で気持ち的に少々お高めです。
しかし、内容は
イグナイター（コントロールユニット）、ワイヤーハーネス
パワーコイル（イグニッションコイル）、プラグコード、ヒューズ
タイラップと両面シートのセットで
新品で出てくるので、調整可能な新品の点火系が出てくるのは
とてもお得なんじゃないかと思います。
また、ウオタニは元々イグニッションコイルを性能の良いものに変えて
火花を生み出すスパークプラグに流れる電力を高め
強い火花を生み出すのが目的の商品なので
冷間時の始動性の向上や低回転時のトルクの向上を図れますので
私のように新品のイグナイターが欲しいというのは正直言うと間違いです。
しかし
新品で調整可能で性能向上が図れる点火系のキットが7万円というのは
破格、お買い得と言っていいと思います。
とてもいいものなのですが、私の財布事情的に
7万円を即時に出費するというのは難しいので
それなりにお金がたまった時に購入しようと思います。
あと、バイクに使えるのであれば、車にも使える。
というか、加工次第でどんなエンジンにも使えると思うので
遊んでみたいなぁと思います。
それでは
