遊び人の雑学

生活にほぼ役に立たない遊び人の雑学

3Dプリンターでパネル製作…

最近3Dパネルで旧車のボディパネルを作っている会社を見たんですよね。

それを見たときに、機材を大型化すれば

車一台分のパネルをまるまる作ろうと思えばできるよなぁと思ったんです。

 

車という物は、一部例外を除いて大量生産車は基本的にパネルの寄せ集めです。

なので、やろうと思えば手作業でもできないわけでもないですが

何をどう考えても車一台分を手作業と汎用機械でパネルだけで車を作るというのはできないです。

なので、プレス型や金型が必要になるのですが

旧車という限られた対象に対して、パネルという物を作るのは需要が無さすぎるので

金型の代金を捲ることができません。

そして、日本ではプレス型、金型に固定資産税やら耐用年数に基づく減価償却などの税金を考えると需要のない製品の金型は場所は取る、お金はかかる。

いわゆる疫病神になってしまうんですよね。

ドイツやアメリカなどでは金型は企業から流れて

人気車であればボディパネルや新品のフレームが手に入ったりします。

しかし、日本車ではそういった事は聞きませんし

日本の旧車というのはボディパネルが廃番になりました。

となるともう二度と手に入らないと言って考えても良いと思います。

 

それを考えると、金型が必要のない3Dプリンターでパネルの製作をすれば

車一台分のパネルをまるまる作っても

3Dモデルデータ、材料、大型の3Dプリンターの3つを用意すれば

3Dプリンターを動かすお金と本体代(リース)、材料費で収まるので

金型を作ってパネルを作るよりも、コストを抑えられるんじゃないかと思います。

ただ、時間がかかるので大量生産には向かないのですが

旧車となると、需要が少なく、欲しいパネルの3Dモデリングデータさえあれば

機材と材料をそろえれば、時間は多少かかりますができます。

それを考えると、自動車の企業と一緒に協力して

旧車のボディパネルやフレームそのものの3Dデータの製作を行い

企業に対して、販売した量に応じてのインセンティブを払うことで

旧車のボディパネルやフレームそのものを販売することは事業として成り立つのではと思います。

 

現在の日本車というのは

海外の窃盗団が目立ち、ボディが切断されたバラバラの状態になって帰ってきたり

ナンバープレートや書類だけ帰ってきたりという事がありますので

ボディやパネルだけでも作ることができれば

ボディの維持という事はできるんじゃないかと思います。

そして、日本という国は旧車の維持という事を考えると日本は生きにくい国です。

しかも部品も廃番になりやすいので

精度がある3Dプリンターを活用することができれば

廃番になると手に入れにくいウェザーストリップやプラ部品も作れますので

ウェザーストリップ開発をしている企業と協力して

様々な部品の製作ができるようになればマイナー旧車の保存にもつながる。

日本の工業遺産としても価値を持つ自動車の保存をする事業は

お金にもなるかと思いますので

私はぜひともやりたいと思う事業です。

これからの3Dプリンターの発展に期待と言ったところです。