軽自動車のエンジンはスゴイ
最近は軽自動車のエンジンってすごいなぁと思うんですよね。
改めてよく考えると660cc、64馬力のエンジンを考えると
リッターあたり96馬力とすごいんじゃないかと思うんですよね。
実は規制のせいでこの馬力になっていますが
規制が無い場合
ケータハム170というスズキの軽自動車のエンジンを利用したモデルでは
純正で85馬力、リッターあたり128馬力を叩き出しているんですよね。
これは、最終モデルの3S-GTE(3Sエンジンのターボモデル)と
リッターあたりの馬力では同じくらいなんですよね。
これを、今の市場に合わせた高燃費を維持するという。
まぁターボエンジンを自然吸気の排気量と同じようなで考えると
ターボ係数(ブースト圧+1(大気圧))×排気量
で求められるのですが
ブースト圧が高まらない低回転では自然吸気のエンジンよりも悪いので
(ターボチャージャーは効果が出ない回転数では吸気抵抗、排気抵抗です。)
一概にブースト圧に関しては言えないのですが
基本的には最近の純正での車は0.5が最大であり
町乗りでは基本的には常用数値は0.3~0.4程度とされています。
まぁこれに大気圧(1)を足した数字×大気圧で考えるのですが
660cc×1.3=856ccもしくは660×1.4=924ccとなるのですが
昨今では、というか昔から自然吸気のエンジンで1L=100馬力の出力を出すというのは難しいと言われています。
まぁターボ車や自然吸気エンジンにかかわらず排気量や補器類の数で
ある程度のごまかしが効くことで馬力が向上したりすることがあるのですが
市販車の中でも小さい排気量の分類になる660ccの経済性を重要視したエンジンで
1L=96馬力の出力が発揮されている。
それを考えると、軽自動車のエンジンという物は日本の技術の集合体
ではないかと考えられるかと思います。
以上、普段からよく見られている軽自動車のエンジンですが
バカにすることはできないエンジンという事でした。
それでは