遊び人の雑学

生活にほぼ役に立たない遊び人の雑学

FA20を改造しよう。

本日、新型のGR86が出るというのに86に乗りたいとか

そういうことを言っている人に聞かれたんですよね。

 

立ち話で適当にしか話してなかったんですが

なんだか86の低速トルクがないのがどうも不満なようで

低速トルクがないとか言ってたんですよ。

低速トルクがある車に乗ったことがないと低速トルクのある・なし

についてはわからないだろ…とか思いながら

適当に、低速トルクを上げるのならば

一番手っ取り早いこととして

吸気口を絞るという事を言ったんですよね。

まぁ高速と言うか、高回転時には抵抗になって

パワーダウンにつながるのでそこが問題ですが

とにかく安上がりな低速トルクを上げる方法

それが、吸気管内に板を仕込んで吸気口を絞るという

原始的ですが、純正でも普通に採用されていて

2UZ-FEエンジンではショートストロークエンジンなのに

低速でトルクを出すために長い吸気管を取り付けて

吸気流速を上げることで3400回転で45.7㎏f・mのトルクを出しています。

純正でもやってる事なので、それなりに効果はあるだろうと思います。

新型のGR86でも3700回転で25.5㎏f・mのトルクを出しているので

たぶん、新型のGR86は排気量の増大とともに、吸気管を再設計して

低速トルクを向上させていると思います。

 

さて、話を戻して

低速トルクがないとか言う86の事を聞いて

86のエンジン、FA20の事を本格的に考えてみたんですよね。

86のエンジン自体は1年か2年前に適当に考えてみたんですが

低速トルクがない=回せる=純正で良い

と言う考えに至ったので、改造については考えたことがなかったんですが

本格的に考えてみると

ターボを付ければ良いんじゃないかと思ったんですよね。

シングルコンパクトターボという観点で

軽自動車か現行のスイフトスポーツのターボ

それを付ければいいじゃんと言う考えになったんですよね。

スイフトスポーツは低速トルクが強いという事で有名ですが

軽自動車もなかなかなんですよね。

 

660ccと言う排気量で低速トルクのある64馬力とか軽自動車のエンジンって

マジでエンジンの限界値を計測するのには良いベースだと思います。

 

まぁ低回転からカチ回して入る空気増やしてトルク出そうぜ!

と言う考えです。

しかし、ターボを付ける。

と言う言葉は、簡単なようで簡単ではないです。

理由としてはスペースが無い、圧縮比が高すぎる。という問題です。

86のFA20エンジンは圧縮比が12.5です。

ミラーサイクル+ターボで見かけのエンジンの圧縮比を上げている

ターボエンジンは、たくさんありますが

そんなことはこのFA20のようなスポーツエンジンでは通じません。

厚めのガスケットをかますとかそういう事をして対策しても良いですが。

純製品の寄せ集めで作ることができれば耐久性の面では一番良いので

まぁスイスポの物を使えれば小規模な改造

と言っても排気系、吸気系の作成は必須です。

まぁ加給圧を下げれば良いんですけど

これは280馬力規制時のスポーツカーの再現みたいで微妙に嫌です。

 

ちなみにスイスポの最大加給圧は1なので

考えとしてはスイスポ君はエンジンの排気量の2倍の空気が送り込まれています。

まぁ86の場合は、最大加給圧を0.5くらいに設定して

2Lのエンジンで、3Lのエンジンくらいのトルクを出せれば良いなと思います。

これならば吹き抜けることもなく、低速からトルクを効かせて

15㎏f・mの最大トルクの向上が目指せると思います。

 

まぁお金がかかるので、いやだなぁと思いますが

さらにお金がかかることとして、ECUの書き換えが必要なんですよね。

コンピュータのセッティングが必要と言うのは面倒です。

何しろ、86のFA20は4D-Sと言うトヨタの直噴機構を採用してるんですよね。

簡単に言うと普通の機構よりも面倒です。

まぁ8年位前から販売されている車ですし

ターボチューニングをやってるチューニングショップもありますが

スイスポのターボを付けて安上がりなターボ化をしよう。

とかいう馬鹿は居ないので、書き換えにお金がかかると思います。

始めるとしてもお金が50万からとかになるので

型落ちになる予定の86でやることではないですね。

少なくとも、現行のGR86の中期が出るまで待機と言った感じですね。

 

どうやら型遅れになる予定の86の値段は地味に上がっているようなので

GR86の輝きでこの86の値段が底値になるか

それとも地味に上がったこのままがベースになるのか

良くわかりませんが、このブログも地味にぐだって来たので

ここで終わりにしようと思います。

それでは