空冷と水冷 安定と性能
本当にネタが少なくいつ消えるかわからないこのブログ
今回は「水冷よりも空冷の方が音が良いよね。」
という話を知り合いにされたので
「水っていう隔壁が無い分の音がよく聞こえるんだろうねぇ。」
という感じでのほほんと答えたのですが
考えてみれば
水冷よりも空冷の方が実を言うと絶対的な性能面では高いんですよね。
ただ、安定性のなさが欠点という事が問題です。
熱伝導率という物が関係しているのですが
金属以外の物では
個体<液体<気体の順に熱伝導率は悪いんですよね。
熱伝導率が悪いというのは、温まりにくく、冷めにくい
という事なんですが
水の場合は流してエンジンの熱で温まったらラジエーターで冷やしてを繰り返しています。
熱量に対して供給量が足りなくなったり、水路内に気泡が発生したりすると
最終的に焼き付きやキャビテーションの発生によるエンジンブロックの破損だったりにつながりますが
水自体をウォーターポンプや強制的に循環させてしまえば良いので安定性は高いです。
空冷に関しては、絶対量は地球に存在する空気で
エンジン水路内に存在するだけの水よりもものすごく多いので
エンジンに当てる空気の流し方や当て方をしっかりすれば延々と冷えてくれます。
水よりも冷えるため軽量化と性能という面では良い選択だと思います。
ただ、冷える媒体である空気が流れてくれないと一向に冷えることが無いので
熱がこもって最終的に焼きいて終わり。
と言い風になります。
まぁ
絶対性能は空冷、安定性能は水冷という事です。
必要になることはおそらく一生無いでしょうが適当に覚えておいてください。
それでは