レブル君のエンジンが欲しい
日頃から荒唐無稽なことやアホなことを考えていますが
レブル君のエンジンの4バルブ化…考えてみました。
Webikeというバイクの部品のオンライン販売のページで
純正カタログを見ることができるので、ざっくりとみてみたところ
高回転にするという事で、フィンガーロッカーアームを使ったシリンダーヘッドのDOHC化をしたいという事です。
できるのか、できないのかで考えればお金さえあればできるという所です。
実質ムリですが、考えだけでもまとめよう。
という事で
必要なこと
・シリンダーヘッドへのオイル循環方法の確立
・冷却効率の向上
・油路の確保
・ガスケットの製作
・シリンダーヘッドの締結方法
まぁ文章のみ、現物確認無し(パーツリストの確認のみ)の構想段階でざっくりとこれだけのものを考えないといけないという。
エンジンの設計というのはなかなか難しいというか考えることが多いですね。
そもそも、エンジンという物は、一度設計してしまえば
短くても15年、長くて50年ほど、設計をそのまま流用して作り続けます。
(ご長寿なエンジンの代表格と言えば、スーパーカブですね。)
そんなことはどうでも良いとして
構想に関して、順を追って解説
・シリンダーヘッドへのオイル循環方法の確立
レブルは元はCB250ホークの3バルブヘッドが載っていたエンジンです。
なので、3バルブのヘッドを載せようと思えば、腰下を加工すれば載ります。
しかし、レブルの2バルブヘッドは3バルブヘッドと比べると油路がメクラされているので、メクラ蓋を外すために加工しなくてはいけません。
そもそも、なんでメクラしたのか?という事を考えると
3バルブのCB250Tホークは、3バルブで吸気バルブ側には油路があります。
レブルのエンジンは、2バルブSOHCでチェーンがカムシャフトの上を通っているので
チェーンでオイルをかき上げて、それをカムシャフトの潤滑に使ってしまえば『コスト面で有利じゃん。』
という感じでホンダの人が考えたんじゃないですかね。
という事を考えれば、オイルは少なくても実は焼きつかないと思います。
(実際は知りません)
そもそも、エンジンが11000回転回っていてもクランクシャフトが11000回転回っているわけで、実際のカムシャフトは5500回転しか回っていません。
焼きつかなければいいのですが、カムシャフトの表面にオイルがちょこっとついているくらいで大丈夫なんじゃないですかね?
(やったことないので知りません)
・冷却効率の向上
オイルは少なくても大丈夫と言っていても、焼きつかれては困るので
冷却効率は上げようと思います。
そもそも、冷却効率は上げないとダメというか
冷えた混合気という物は、燃焼室に入ってくる混合気の密度を高めるという意味合いに置いて必要で、混合気の密度を高めるという事は出力向上の面から必要です。
水冷か…空冷か…という感じで選ぶことは現在はできませんが
安定性を目指すのであれば、水冷
性能的な冷却を目指すのであれば、空冷が有利になります。
どっちが良いんでしょね?
個人的には電動ファンでの強制空冷がよろしいかと思います。
(空冷の方がコスト面で有利です。)
・油路の確保
先ほども書きましたが、シリンダーヘッドにオイルを供給するのに
油路の確保が必要です。
メクラ蓋を外して、ネジを切りなおして、パイプをくっつけてと
それだけなら良いですが、DOHC化するのであれば
排気側のカムシャフトにもオイルを回さなくてはいけないので
シリンダーヘッド側の油路をつくらないダメです。
オイルは少なくてもいいですが、焼きつかれてはダメです。
いやはや、面倒ですね。
・ガスケットの製作
シリンダーヘッドが変わってしまうので、ガスケットを作らなくてはダメです。
液体ガスケットでいけるでしょう
・シリンダーヘッドの締結方法
レブルのヘッドは8本のボルトで締結されているのですが、DOHC化するのであれば
締結するボルトの本数を増やした方が良いかと思います。
まぁ8本で足りないことは無いと思いますが
それ以外の締結場所
カムジャーナルの位置などにもよりますし、シリンダーヘッドの大きさ、カムシャフトの位置、ロッカーアームのテコ比次第
シリンダーヘッドのいろんなところに締結場所を増やさなくてはいけないので
それを考えるのが面倒です。
図面がひける人ってすごいですね。
そんなところで適当に雑多に書いてきた私のレブル君DOHC化計画
できるか、できないか、で言うと『お金があればできる』というところです。
世の中『お金』ですね…
まぁ家族やら人脈やらはお金で買えないものもありますが
モノという部類で考えればお金さえあれば解決するという所でした。
それでは