遊び人の雑学

生活にほぼ役に立たない遊び人の雑学

今の車のチューニング1(吸気)

今日は現代の車のチューニングについてです。

シリーズものと言うか、分けて書くつもりなのでよろしくお願いします。

 

まぁ文章だけのブログなので読みづらいと思いますが

どうかご勘弁を

 

さて、現代の車のチューニングが題材ですが

現代の車と言うくくりに置いているのは

今でもD1で活躍しているシルビアや

根強い人気のRX-7、80スープラ

サーキットで現役を維持しているS2000などではなく

 

86(ZN06)やスイフトスポーツ、ロードスターやGRスープラなどのことです。

この車以外にも、様々な車があると思いますが

こういった車をチューニングする時の大まかな考えと言ったのが題材です。

 

さて、結論から話すと

現代の車のチューニングは足回りを重点的にしていくのがベストという事です。

 

ではどうしてこのような結論に至ったのか

何回に分けて説明していこうと思います。

その第一弾として吸気のチューニングについてです。

 

・今の車のエンジンは吸気チューニングに向かない

どうして現代の車のエンジンは吸気チューニングに向かないのか

それは、自然吸気でリッター100馬力を地で行くような車が増えたからです。

一番わかりやすいのはトヨタの86(ZN06)です。

あの車は2Ⅼの排気量のエンジンで、200馬力以上の出力を出しています。

(実測では微妙に違うようですが)

ターボチャージャーを付けている車なら話は別ですが

NAのエンジンにおいて、もうこれ以上馬力を出すことは

エンジンの寿命を考える上ではあまりよいとは私は思いません。

吸気管を変えればとか、ある程度の部品を変えれば良くなる部分もでるでしょうが

自然吸気エンジンの吸気のチューニングは難しいものです。

部品の中には良い空気が吸えなくなるような部品も世の中には存在しており

必要のないロスを発生させる可能性が高まる部品があります。

もし、チューニングを行って出力を上げようとすれば

市街地を走るための低回転のトルクがスポイルされたり

音が大きいだけの車になったり、出力が下がったりします。

自然吸気の車については以上にして

次はターボチャージャーが取り付けられて車についてです。

ターボチャージャーが取り付けられている車は

自然吸気のエンジンよりも吸気系のチューニングはシビアだと思います。

良いチューニングをすると、驚くほど化けますが

下手にいじると速攻で壊れるという事です

昔のように

マフラー交換+ブーストコントローラー取付=パワーが出る。

みたいなものはもう通用しないと思います。

現代の車のターボチャージャーはものすごく小さくなっています。

日本の税制や環境への対応などで小さいターボチャージャー

低回転から回して高い加給圧を与えてパワーを出す。

そういった考えの元、現代の車は設計されています。

例として一番わかりやすいのは現行の軽自動車で

現代も続く64馬力規制がありながらも1トンを超える車体を660ccのエンジンで動かすわけなので

通常のエンジンから考えると結構なトルクマシンになっています。

小さなターボを低回転から回すことでトルクを出す構造になっているのですが

現代のアルトワークスで通常で0.9㎏/cmの加給圧がかかっています。

0.9という数字を見れば低くない?

と普通の人ならそう思うと思いますが

シルビアや180などの昔のターボ付きのスポーツカーの加給圧は

純正では0.4~0.6くらいが普通のようです。

比べればわかるように

現行の軽自動車は純正でトルク重視のエンジンになっています。

そして、このトルクは吸気管の設計ありきで生みだされているので

ポン付けの物や交換するだけの部品だけでは

あまり良い成果が得られないと思います。

それに、吸気の一つのパーツを変えて壊れたという話として

実例として、社外品の湿式のエアクリーナーを取り付けていたら

オイルが吸気管内に流入してタービンブレード上に負圧が発生し

タービン破損につながった

と言う話を聞いたことがあります。

なので、吸気チューンでパワーアップは望むべきではない

というか、やるべきではないと思います。

 

自然吸気、ターボチャージャーの車も含め

吸気や部品交換だけでパワーを上げるのは難しいと思います。

 

なので、私は現代の車のエンジンはもういじる物じゃない

そう考えています。

どうしても吸気チューンでエンジンの出力を上げたいと思うのならば

ECUチューンが最も最短の道だと思います。

トヨタならTRDが有名ですが、メーカー系

大手のチューニングショップのECU書き換えを行った方が

部品を変えてごちゃごちゃやるよりも、一番安上がりだと思います。

まぁ吸気チューンを行う方は他の部分のパーツを変えると思います。

それについてはまた後日と言ったところで

今日は終わろうと思います。

 

さて、今日の本の紹介は 

はい、全く今回のブログの題材には絡まない内容だろう本です。 

まぁこういった話はチューニングの市場を縮小させますし

お金が欲しい雑誌の出版社やアフターパーツメーカーは書きません。

なので、全くと言っていいほど関係のない本を紹介しました。

それでは