遊び人の雑学

生活にほぼ役に立たない遊び人の雑学

エンジンの排気管(セラミックス蒸着VSサーモバンテージ)

エンジンの排気管

普通に言うと、マフラーですが

私の私的な意見として、排気ガスの温度は高いほうが良い

そして、マフラーからの熱は断熱できるほうが良い。

そう思っています。

なので、マフラーには地金むき出しよりも何かしらで覆って

断熱によるエンジンルーム内の補器類の保護

排気ガスの高温維持による浄化など

良いメリットがあるんじゃないかと思っています。

 

まぁここで適当にメリットを上げていこうと思います。

 

排気ガスの温度が向上すれば、触媒が活性化する時間が短くなるため、排気ガスの成分(一酸化炭素、未燃炭化水素)が少なくなる。

・排気管付近の補器類の保護ができる。

・エンジンの構造にもよりますが、オイルパン内のオイルへの熱影響が少ない。

 

まぁ大まかにこの3つくらいですかね。

このメリットはセラミック蒸着でもサーモバンテージでもどちらでもあると思います。

まぁこのメリット自体は良いものですが

メリットもあればデメリットもあります。

 

という事でここからデメリット

・微妙に低速トルクが下がるらしい。

・排気管の構造(物)によっては熱膨張の限界によって割れる。

・見栄えが悪い。

・ちょっとだけ重くなる(サーモバンテージやセラミックスの分だけ)

 

まぁこういったデメリットがあると思います。

 

デメリットとしてはここまでとして

次はセラミックスVSサーモバンテージですね。

まずはセラミックス蒸着についてです。

メリットは手間が少ない、高い効果を得やすい、トラブルが起きても燃え無い

デメリットは高価、取扱注意

と言ったところです。

手間が少ないというのは、基本的にセラミックでのコーティングは外注で、基本的にワンオフの製作になるので非常に高価です。

そして、セラミックスは端的に言えば陶器、磁器に近い性質のものなので、落とせば割れます。

しかし、お値段に見合った分の効果は得られると思います。

その効果は、昔のトヨタワークスや日産ワークスの70年代の市販車ベースのレース車では、セラミックスのコーティングを施していたことが証明していると思います。

現在のレースカーは基本的にはそういったコーティングやバンテージを巻く。

と言った行為はされていませんが、市販車の名残りが多かった当時は採用されていたので、公道を走りながら、時にはスポーツ走行をする。

お金に余裕がある方なら、それをやっても良いんじゃないかなと思います。

 

次は、サーモバンテージについて

メリットは安い、手軽

デメリットは見栄えが悪い、物によっては効果が少ない、場合によっては燃える

と言ったところだと思います。

安いというのは、お値段に関しては市販されているので割と安い

そう思います。

後は、手軽と書いていますが、巻き方、巻く場所、所要時間の長さからはそんなに手軽ではないと思います。

ただ、排気管の大きさ、規模によっては短い時間でできますので何とも言えません。

ただ、整った設備のある場所なら、慣れている人ならば半日でできるという事もあるらしいので、人によってもまちまちと言ったところです。

あとは、見栄えが悪い

これに関してはカスタムのセンスですが、何にでも合う。

そういう事は無いと思います。

まぁカスタムの見せ方は人それぞれだとおもいます。

次は、サーモバンテージも巻くものによっては効果がないという事があります。

これはしっかりと何をバンテージの材質に使っているかを確認してください。

次は、場合によっては燃える。という事についてです。

これは本当に少ないものですが

古い車になると、エンジンオイルがにじんで来たりしていることがありますよね。

サーモバンテージには吸湿性があり、水やオイルを多少吸います。

そういう事がある状態で排気管が高温になってオイルの引火点以上になれば燃えます。

なので、場合によっては燃えるという事を覚えておいてください。

オイル漏れやにじみは発見すればすぐに直すことにしましょう。

 

さて、ここまでいろいろ書いてましたが

私がどうしてこういった事を書こうと思ったか

それは、私の欲しいキャブ車の車検を考えた時にはこれはあったほうが良いと思ったからです。

1970年代のキャブ車、私の欲しい車では710バイオレット、スカイラインジャパンなどになりますが

キャブ車の排気ガスは今の車よりも悪い成分が多く、触媒がついていない場合もあります。

調整によっては上手くいきますが、そういった車を車検に通すときに毎回ヒヤヒヤしながらガス検を受けるのは嫌なので

セラミックスやサーモバンテージを巻いて排気ガスを高温にしたいと思います。

ついでに、日本の車検規定では、元からついている物を外すといろいろ問題がありますが、元々ついていないものを追加する。

そういったことは割と許されるます。

何が言いたいかと言うと、元々触媒が無い場合は、触媒を付けても、書類を提出する必要が無いので触媒を付けて車検に通りやすくしよう。

そういう事です。

排ガス検を通しやすくするため、と言うよりも旧車の維持にはこういった悪あがきは重要だと思います。

しかし、私は見栄えを重視して、サーモバンテージではなく

セラミックスの蒸着させた排気管を利用したいと思います。

理由としては、セラミックスの物の場合は色の選択ができます。

個人的には青が好きなので、青にしたいなぁと。

そういう事も含めて、できれば面白いと思っているので

いつの日かできることを目指していこうと思います。

それでは