遊び人の雑学

生活にほぼ役に立たない遊び人の雑学

電装品は簡単なようで簡単ではない

頭を悩ませる人が多い電装品

回路図上ではわかっていても、なぜか現物になるとわからない

あるあるだと思います。

 

電装品を単純な話にすると

+の配線→動かしたい電装品→-の配線

というようなのが基本になるのですが

最近のバイクや車になると走る電気機械

90年代のスーパーカブなら配線もものすごく簡単ですが

現代の車になると、配線の重さだけでも20㎏以上のものになるという量

そして、現代の電装品の主流として

無接点化というのがあるようで、前述したものではないようになってきていると

無接点というのは、触れていない、接触面が無いという事です。

機械的な物という物はギアとギア、抵抗と抵抗、接点と接点

それぞれが触れ合っていたのですが

触れ合った接点に直に電気を流して検出するという。

もっとも簡単なのですが、簡単なりに弊害があって

接触面には部品の摩耗、接点の摩耗ということは寿命があるという事で

一定の期間、使用時間で交換になるのですが

現在の無接点化の流行は

機械としての寿命の延命と簡素化がメインらしいのですが

個人的にはこれが壊れると相当厄介なんじゃないかなぁと思います。

私自身は実際の機構自体はほぼわかりませんので何も言えませんが

今後はセンサーとセンサーの間の見えない配線をたどり

壊れた部品はその部品を含むユニットをすべて交換

その後に位置合わせというような修理の利かない高額な作業になるかもしれません。

 

噂ですが、無接点化したヘッドライトを採用した車で

左のヘッドライトが破損した際

制御の都合でセンサー、右ユニットも交換になって

「左が壊れたのに何で右も?」

というようなことの説明を求められて、制御の都合としか言えなくて苦労した

そういう話を聞きました。

ヘッドライトにユニットというのは高額な物です。

それがまぁ制御の都合で片方壊れたら両方交換ですと言う風になるのは何とも怖いなぁと思います。

 

個人的には、『無能は有能』という、銃の設計の理論

その理論を用いた車やバイクというのが一番かなぁと思っています。

コルト M1911という銃がありますが

1911年にアメリカ軍に採用されて、85年間の間を米陸軍で正式採用され

今でも特定の部隊で使用されているらしいのですが

その期間を含めると100年以上の歴史を持っています。

車やバイクにそれを落とし込めと言われると難しいですが

バイクにおいてはホンダのスーパーカブ

車においてはソ連時代のロシア車が一番それに近いかなぁと思っています。

 

環境性能、快適性などを排除して

「走ること」「止まること」「曲がること」

を突き詰めた車というのはなかなかない、難しいものです。

まぁこれからの電気時代、電気の考えというのは難しいですが

じっくり勉強していこうかと思います。

それでは