直列6気筒とV12気筒 エンジンの完全バランスとは
エンジンの完全バランスと聞くと
私は ? となるのですが
4ストロークエンジンにおいては
直列6気筒とV型12気筒のエンジンが完全バランスのエンジンと言われていますが
私は ? となるんですよね。
エンジンの始動動画をちょいちょい見ているんですが
6気筒だろうがV型12気筒だろうが始動した瞬間は振動しますし
エンジン自体を回せばその分振動するんですよね。
言ってしまうと、絶対に振動しないエンジンというのは無いと思います。
ただ、ほぼ振動しないエンジンと言う物はあって
インターネットで漁った動画でも振動がほぼ感じられなかったエンジンは
ロールスロイスの直列6気筒のOHVとトヨタの1GZ-FEの2つのエンジンは振動が限りなく少なかったと思います。
本当に昔のエンジンなので低回転で回っていたのですが
安定感が抜群でした。
ロールスロイスのボンネットの上でコインを立てても倒れない。
という比喩表現がありますが本当に近いんだなぁと思った次第なのですが
どのみち安定駆動させているとき以外はエンジンは振動します。
完全バランスと言う物は、理論的な物であり、安定駆動させている時のみのもので
現実には起こり得ないものと思って差し支えないと思います。
ただ、エンジンの振動が少ないと言うのは間違いないと思います。
なので、一般人がお買い物に使うような車に使うには好ましくないと思います。
ただ、長距離を走る時にはものすごく良いものですし
レースにおいても、エンジンブレーキを使用する際には力が発生することは無いので回っている物がゆっくり下がっていってくれるという。
なので、運転手への負担が少なくなるかと思います。
そもそも、エンジンの多気筒化のメリットと言う物は
エンジンの1気筒ごとの排気量を少なくできるという。
それがメリットです。
例えばですが、単気筒エンジンごとで比べると
スーパーカブの50ccのエンジンとSR400の400ccの単気筒のエンジンを持ってきて
始動させて比べてみると良いと思いますが
明らかにスーパーカブの50ccのエンジンの方が振動の面においては確実に少ないです。
そして、パワーカーブが緩やかになります。
これが多気筒化のメリットです。
それ以外においてはデメリットの方が多いかと思います。
複雑な機構からくる重さ、部品一つ一つの精度の向上が無くては作れません。
なので、難しいと言いますか振動が少ないという以外では
作るメリットが無いのかもしれないと思います。
また、ギアを手動で切り替えるMTに車ではエンジンの回転数を上げるため
振動を作ることになります。
なので、普通の車を運転するよりも楽かもしれませんが
V12気筒エンジンの本当のメリットをうまくいかせないと思います。
本当にV型12気筒のエンジンの旨味を活かすのであれば
多段ATを組み合わせるのが最も良いと思います。
例えとして、ロールスロイスのような超高級車メーカーが良い例だと思います。
まぁメリットが無いように書いてきましたが
普通のエンジンよりも振動が少ないので
長距離を走るのであれば普通のエンジンよりメリットがあるとは思います。
それでは